消費者金融とは?元銀行員が分かりやすく解説!

雑誌やテレビで「消費者金融」って見たことあるけど、詳しくは知らない

こんな人が多いと思います。お金を貸してくれる会社というのは何となく分かるけど、他のキャッシングサービスと何が違うか説明できない人もいるはずです。特に消費者金融とヤミ金を混同する人もいますが、全くの別物です。

今回は消費者金融の特徴・メリット・デメリットに触れ、どういう人におすすめで、どういう人は利用NGかなど見ていきます。


トータルマネーコンサルタント 新井 智美

この記事の監修者: トータルマネーコンサルタント 新井 智美

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員、ホームページブログ(HP内)

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消費者金融とは?キホンを解説します

消費者金融とは小口の融資サービス

消費者金融とは小口の融資サービス

消費者金融とは個人向けの小口の融資サービス、もしくは融資サービスを行う会社を指します。手軽な借入が可能で、身分証明書さえあれば最短1時間でキャッシングできます。

ここで言う「小口の融資サービス」とは、30万円から50万円ほどを指します。とはいえ(審査に通れば)、それ以上の借入も可能です。

消費者金融は法律的には、「貸金業者」と呼ばれる業者に分類されます。貸金業者は「貸金業法」で規制されており、利用者もこの法律に従う必要があります。

なお同じく融資向けサービスを行う銀行は、「銀行法」で規制されています。

<関連記事>:貸金業法とは?分かりやすく解説!

消費者金融とは「手軽に利用できるキャッシングサービス」と覚えておけば間違いありません。

借入はカードローン形式(極度貸付)

消費者金融の借入は、カードローン形式の借入枠を使ったキャッシングになります。小難しい用語を使うと、「極度貸付」と呼ばれる融資方式です。

言葉ではイメージしづらいと思うので、以下の図をご覧下さい。

住宅ローンの返済イメージ

カードローンの返済イメージ
住宅ローンは契約時に、まとまった金額(それこそ3000万円とか)を借入して、時間を掛けて返済していきます。

一方のカードローンは、審査を通じて借入枠(たとえば50万円)を設定してます。この借入枠の範囲内でなら、自由にキャッシングしたり返済できます。

何にお金を使うかは自由で、自分の好きなタイミングで借り入れできるのが、消費者金融の魅力の一つです。

<関連記事>:カードローンとは?分かりやすく解説

みんなは、どんな目的で借りてるの?

消費者金融でお金を借りる人は、どんな目的で借りているのでしょうか?以下は日本貸金業協会が実施した、消費者金融の利用者に対するアンケート結果です(複数回答)。

消費者金融をどんな目的で利用してるかのアンケート結果
<外部の関連サイト>:資金需要者等に関する調査結果報告 | 日本貸金業協会


趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む)費の利用が最も高く、次いで食費、外食費、家賃の支払い(住宅ローンの支払いを除く)と続きます。

消費者金融の利用目的というと、「ギャンブル」を連想する方もいるかもしれませんが、アンケート結果によると11位(6.6%)です。全くいない訳ではありませんが、世間が想像するよりは少ないと言えるかもしれません。

手軽が利用が消費者金融の魅力ですが、後でも触れるように借入は必要最低限の金額に抑えましょう

銀行系の消費者金融とは?

「銀行系の消費者金融」という言葉を聞いた事ある人も、いるかもしれません。消費者金融は、その株主から「銀行系」・「独立系」に分けることができます。

銀行系の消費者金融とは、親会社が銀行となってる会社を指します。一方の独立系は、こうした特定の親会社を持たない消費者金融です。

以下の表は、大手消費者金融がどの銀行グループにあるか示した表です。

消費者金融 銀行グループ
プロミス SMBCグループ(三井住友銀行)
SMBCモビット SMBCグループ(三井住友銀行)
アコム 三菱UFJフィナンシャルグループ(三菱UFJ銀行)
レイクALSA 新生銀行グループ
アイフル 独立系
ダイレクトワン スルガ銀行グループ

こうして見ると、大手ではアイフル以外は全て銀行のグループ会社となっていることが分かります。ちなみに消費者金融が銀行のグループ会社となっているのは、改正貸金業法に伴い業績が大幅に悪化した際に、銀行から資本を受け入れたためです。

この辺の詳しい経緯を知りたい方は、「【5分で分かる】消費者金融・サラ金の歴史について」をご覧下さい。

とはいえ銀行系でも独立系でもサービスに差がある訳ではないので、利用者の皆さんが気にする必要はないです



消費者金融の金利など借入条件

消費者金融に限らず、お金を借りる上で金利が気になる人は多いはずです。ここでは消費者金融の金利相場や、金利の決まり方を見ていきます。

消費者金融の金利相場

会社名 金利(年率)
プロミス 4.5%~17.8%
SMBCモビット 3.0%~18.0%
アコム 3.0%~18.0%
アイフル 3.0%~18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%

上は大手消費者金融の、金利を示した表です。表の通り、どの会社も年率3%から18%の金利幅を提示しています。

こうした金利帯を見て、「せっかくなので、なるべく低い金利で借りたい」と思う人もいるはずです。ですが消費者金融の金利は、一定のルールに従って決定されます。

<関連記事>:消費者金融の金利相場は?金利はどうやって決まるの?

金利はどう決まる?

契約額(借入枠) 適用金利(年率)
1万円~99万円 7.7%~18.0%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
501万円~800万円 3.0%~4.7%

上の表は、アコムの契約額(借入枠)と適用金利の関係を示しています。契約額が増えるほど、適用金利が下がることが分かります。

こうした傾向はアコムだけでなく、他の消費者金融や銀行カードローンでも同じです。つまりカードローンの金利は、契約額(借入枠)によって決まります

そして初回契約時は、50万円ほどの契約額になることが多いです。さらに初回契約時は会社に対する信用もないため、「7.7%~18.0%」の中でも上限金利が適用される確率が高いです。

このように消費者金融の初回契約時は、その会社の上限金利が適用されることが一般的です。

<関連記事>:カードローン金利の仕組みを解説!利息の計算方法は?

ただし金利を下げるために借入枠を増やすのは、あまりオススメできません。特に意思の弱い人は、ついうっかり使い過ぎるリスクがあります

いくらまで借りられる?

(最高)借入限度額
プロミス 500万円
SMBCモビット 800万円
アコム 800万円
アイフル 800万円
レイクALSA 500万円

上の表は、大手消費者金融の借入上限額を示しています。つまり各社とも、「最大限でも借りられる金額」が上で示した金額です。

では希望すれば誰でも、上の金額を借りられるかと言えば、そんなことはありません。まず皆さんの借入額は、貸金業法の「総量規制」と呼ばれる規制を受けます

総量規制とは、借入の合計額は年収の1/3までとする規制です。仮に皆さんの年収が450万円とすると、他社も含めて借りられる合計は150万円までです。

<関連記事>:【元銀行員が解説】総量規制とは?その例外とは?


次に借りられる金額(契約額)は、消費者金融の審査によって決まります。審査にあたっては、40-50以上の項目を基に評価が下されます。

この審査を基に、「そもそも融資は可能か?」・「いくらまで貸せるか」といった内容が決定されます。ただし先ほども書いた通り、初回契約時は(よほど年収が高い人を除いて)契約額は50万円以下になるケースが多いです。

<関連記事>:カードローンの上限の借入限度額は?

銀行カードローンは総量規制の対象外なので、年収の1/3を超える借入も(法的には)可能です。ただし銀行の審査が厳しくなっており、年収の1/3を超える借入は難しいでしょう。



消費者金融での申し込み・借入方法

申し込み条件

消費者金融の申し込み条件は大きく言って、以下の2つです。

<満20歳以上であること>
たとえ働いていて収入があっても、未成年は利用できません。また70歳以上の利用を不可としている会社もあります。


<安定収入があること>
働いていて、安定した収入があることが条件です。正社員でなくても、週3日以上の勤務なら、派遣・パートでも利用可能です。

一方で自身の収入がない専業主婦や無職は不可です。単発の収入しかない単発バイト・派遣の人も審査に通るのは厳しいでしょう。


どの消費者金融でも、必ず求められるのが上の2点です。もちろん実際にキャッシングできる金額は審査で決まりますが、条件が厳しい訳でもなく申し込みのハードルは低いと言えるでしょう。

ただし、どの会社も大っぴらには挙げていませんが、もう一つ利用にあたっての絶対条件があります。それは借入希望者に「事故情報」がある時で、この場合は審査には通りません

事故情報とは過去に他社借入で問題があったことを示す情報で、金融機関・貸金業者の間で共有されます。この事故情報は最低5年は残っているため、その期間は銀行・消費者金融・クレジットカード会社などで一切の借入ができません。

<関連記事>:消費者金融の審査に通らない?知っておきたい審査基準

この事故情報は信用情報機関と呼ばれる組織で保管されており、金融機関・貸金業者は審査の際に必ずチェックします

必要書類

必ず必要になるのが、本人確認書類です。運転免許証があれば一番ですが、マイナンバーカード・パスポートなど顔写真の付いたものでも結構です。

健康保険証など顔写真がない書類でも可能ですが、住民票の写しか公共料金の領収書(電気・ガス・水道など)も一緒に提出することを求められる場合もあります。

また借入希望額が50万円を超えるか、他社借入と借入希望額の合計が100万円を超える場合、収入証明書の提出も求められます

収入証明書として認められる書類(このどれか)
  • 源泉徴収票
  • 給与明細書(2か月分)
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書・青色申告書・収支内訳書

当然ですが、最新の書類を用意する必要があります。

借入方法

消費者金融の借入方法は、以下の通りです。

消費者金融の借入方法
  • ローンカードを使って(専用・提携)ATMで借入
  • スマホアプリを使って提携ATMで借入
  • ネット上から振込手続き
  • 電話で振込依頼

利用してる人が多いのは、やはり専用のローンカードを使った借入でしょう。

注意点としては利用するATMで手数料が違う点です。専用の(自社の)ATMなら手数料は無料ですが、コンビニにある提携ATMだと1回ごとに110円から220円の手数料が掛かります

また最近では、専用のスマホアプリを用意している会社が多いです。スマホアプリを使えば、ローンカードを持っていなくても提携(コンビニ)ATMで借入できます。

また利便性の高い借入方法と言えば、ご自身の銀行口座への振込でしょう。ネットの管理画面から手続きをすれば、簡単に自身の口座に振込できます。

ネットでの操作が苦手な方は、電話で振込依頼をすることもできます。振込に掛かる手数料は、無料です。

<関連記事>:Web完結(スマホ完結)のカードローン!選ぶならどれ?

申し込みから借入までの流れ

消費者金融の申し込み方法は、ネット・電話・店頭・契約機・郵送・アプリなどありますが、最短で借入できてスムーズに取引できるのはネット申し込みです。

このため以下では、(PC・スマホからの)ネット申し込みから借入までの流れを説明します。

消費者金融の申し込みから借入までの流れ
  • ネットから申し込み(PC・スマホ)
  • 必要書類をネットで提出
  • 審査開始
  • 在籍確認
  • 審査結果の連絡
  • ネット上で契約手続き
  • 契約機でカード受け取り(希望者のみ)
  • 振込かATMで借入

申し込みから審査回答まで、最短30分で完了します。ただし書類提出に手間取ると、もう少し時間が掛かるので、前もって準備しておくと良いです。

「在籍確認」とは、借入希望者が申告通りの勤務先にいるのか確認するために、審査担当者が勤務先に電話をする手続きです。審査担当者は個人名を名乗るため、消費者金融の審査とバレる心配はありません。

<関連記事>:消費者金融・カードローンの在籍確認って怖い?


審査通過後に、ネット上で契約手続きを行います。ローンカードを希望する方やWeb完結の条件を満たさない場合は、契約後に契約機でローンカードを受け取る必要があります。

ただ最近は、スマホアプリを使えばローンカードがなくても、コンビニATMでの借入が可能です。ローンカードは、以前に較べて使う場面は減っているかもしれません。

申し込みから借入まで最短1時間で完了しますが、審査に時間が掛かると、もう少し時間が掛かるかもしれません。

また申し込みの時間が遅いと(たとえば22時とか)翌日の審査に回されますので、当日借入を希望する人は、もう少し早めの時間に申し込むと良いでしょう。

人との接触を避けたいなら、ネットで取引を完結させるのがオススメです



消費者金融とサラ金・ヤミ金・銀行は、何が違う?

世の中には消費者金融の他にも、色んなキャッシングサービスがあります。ここではサラ金・ヤミ金・クレジットカード・銀行と、消費者金融の違いを見ていきます。

サラ金とは?

サラ金とは

「サラ金」というと、特に年配の人には、ガラの良くない金貸しの会社と連想する人も多いはずです。サラ金は「サラリーマン金融」の略称ですが、、実はサラ金とは消費者金融の昔の呼び名で、同じ存在です。

<関連記事>:サラ金とは?分かりやすく解説


ただ昔は今と違って法律(貸金業法)の整備がされておらず、高い金利や強引な取り立ても見逃されていました。このため業界のイメージも、当時は大変悪かったのです。

似た言葉に「街金」がありますが、これは中小の消費者金融を指す言葉です(今でも時々使われます)。

「消費者金融」という言葉が使われ出したのは80年代に入ってからで、業界の悪いイメージを変えるべく、業界の大手企業が使い始めて定着しました。

なお2006年以降の貸金業法の改正を経て、消費者金融への規制が大変厳しくなり、現在では安心して利用できるサービスとなりました

<関連記事>:【利用者が選ぶ】消費者金融の口コミおすすめランキング!

「ナニワ金融道」という漫画がありますが、貸金業法が改正される前の街金の悪いイメージをよく表現しています

ヤミ金との違いは?

消費者金融の利用者は、色んな法律で保護されています。「消費者金融の金利など借入条件」でも説明した通り、大手消費者金融の金利は上限でも年率18%です。

これが20%を上回る金利で貸し出した場合、会社は出資法・貸金業法により刑事罰・行政処分を受けます。

また消費者金融が仮にムチャな取り立てをした場合は、貸金業法により行政処分を課されます(営業停止処分を受けるケースもあります)。

ですが、こうした法律を守らない悪徳業者が存在します。貸金業の届出をせずに無許可で貸金を行う業者、つまりヤミ金(闇金)業者です。

法律を守る必要のないヤミ金業者は、異常な高金利(年率1000%~3000%)の貸出をしたり、暴力や家族への脅迫を伴う取り立てを行います。

消費者金融から借りられなくなった人の中には、ヤミ金の利用を考える人もいますが、絶対に利用してはいけません。日常生活が送れなくなり、自分だけでなく家族や勤務先・友人にまで迷惑をかけるリスクがあります。

<関連記事>:ヤミ金とは?その悪質な手口を紹介!

クレジットカードとの違いは?

消費者金融とクレジットカードの違い

クレジットカードというと、ネットでの買い物やポイント目的を連想する人も多いはずです。ですがキャッシングに利用することも可能です。

クレジットカード金利は消費者金融と同水準で、振込やATMでのキャッシングも可能です。ただしデメリットもあります。審査に時間が掛かり、申し込みから1週間ほど掛かる場合もあります。

さらにクレジットカードのキャッシング利用は、ショッピングとは別の審査が存在し、やや厳しい印象があります。

ハッキリ言うと使い勝手が良いとは言えず、実際クレジットカードのキャッシング利用をしている人は、利用額全体のうち3%程度です。

<関連記事>:クレジットカードが不正利用されたらどうする?

銀行との違いは?

銀行は貸出業務に加え、預金業務・為替業務(国内外の送金手続きなど)も扱っています。一方で消費者金融をはじめとする「貸金業者」は、貸出業務に特化しています。

また銀行と消費者金融では、規制する法律も違います。銀行は銀行法の規制を受けますが、消費者金融は貸金業法の規制を受けます。

たとえば消費者金融が利用者に対して暴力や脅迫を伴う取り立てをしたら、貸金業法(第21条)により行政処分を受けるのは、先ほど説明した通りです。

銀行の扱う商品で消費者金融に一番違いのは銀行カードローンですが、それでも消費者金融と違いはあります。

まず銀行が扱うローンだけあって、銀行カードローンに安心感・信頼感を感じる人が一定数います

全国銀行協会の調査によると、銀行カードローンを選んだ理由の第一位は「銀行ならではの安心感」が挙がっていました。また金利も消費者金融に較べて3%ほど低く、その点も魅力です。

一方で銀行カードローンにも、欠点・デメリットもあります。まず運営してる銀行の口座がないと利用できない場合が多く、消費者金融やクレジットカードに較べて利用条件が厳しいです。

さらに消費者金融と違って、即日融資ができず最短でも翌営業日、長いと審査が2週間ほど掛かります。また2017年以降は審査が厳しくなっており、その点も以前より使いづらくなった印象はあります。

<関連記事>:お金を借りるならどっち?消費者金融 vs 銀行カードローン


ここまで、他のキャッシングサービスと比較してみました。消費者金融・銀行カードローン・クレジットカードを図で比較すると、以下のようになります。

消費者金融は他のキャッシングサービスとは、どう違う?

どれか一つが絶対に上ということはありません。ご自身の事情に合ったサービスを利用するとよいでしょう



消費者金融のメリット・魅力は?

1.手軽に借入できる

先ほども説明した通り、消費者金融は(少額なら)身分証だけで借入が可能です。さらに申し込みから借入まで、最短1時間で完了します。

クレジットカードだと申し込みから利用まで、1週間かかることも珍しくありません。銀行カードローンなら最短翌営業日で利用可能ですが、その銀行の口座も必要など、申し込み条件が厳しいです。

また消費者金融はネット・ローンカード・スマホアプリなど多くの借入方法がありますが、クレジットカード・銀行カードローンともにカードのみの場合が多いです。

消費者金融はスマホだけで借入・返済手続きが簡単で、利便性(便利さ)なら消費者金融が断然上です。

<関連記事>:銀行カードローンのデメリット(危険性)とは?

先ほども触れましたが、50万円を超える借入希望では収入証明書の提出が必要です

2. 家族にバレずに借入しやすい

消費者金融はバレずに借入しやすい

家族にバレずにキャッシングしやすいのも、消費者金融の魅力です。家族にバレずに借入するには、以下の3つの方法があります。

  • 完全Web完結で申し込み・契約・借入する
  • 契約機でローンカード受け取り
  • ローンカードで借入・返済

1番は、自宅に郵便物が届いてほしくない方向けです。完全Web完結は申し込み・契約・借入までウェブ上で完結させるサービスで、消費者金融が充実しています。これなら自宅に郵便物が届く心配がありません。

ただし完全Web完結は会社ごとに条件があり、対応できない方もいるでしょう。そんな時は2番の、契約機でローンカードを受け取るべきです。この方法でも、自宅に郵便物が届きません。

これらに対して3番は、家族に通帳を見られる心配のある方向けです。Web完結での取引はスマホだけで取引が完結できて便利なのですが、銀行振込のため記帳すると(社名など)記録が残ります。

自分の通帳を家族に見られる機会の多い家庭だと、通帳からキャッシングのことが知られるかもしれません。これを防ぐためには、ローンカード(もしくはスマホアプリ)でATMで借入・返済するのをオススメします。

この方法なら銀行取引を使わないので通帳に記録も残らず、借入がバレる心配がありません。ちなみに銀行カードローンは銀行口座に登録する必要があるため、この方法は原則使えません。

以上の3つの方法が使えるため、消費者金融は内緒のキャッシングに便利と言えます。

<関連記事>:家族や会社にバレないキャッシング!オススメのカードローン

3. 即日融資で今日中に借入できる!!

モアタイムシステムで消費者金融の即日融資がさらに充実!

即日融資が可能な借入サービスは、消費者金融だけです。

以前は平日15時以降の即日振込が出来ませんでしたが、「モアタイムシステム」(con2)が導入されたことで、平日遅くや土日祝日の即日振込にも対応できるようになりました。

これにより消費者金融の融資サービスは、ますます便利になったと言えます。とはいえ注意点もあります。

一つは消費者金融の中でも、即日融資に対応してない会社もあることです。特に中小の会社では対応してない会社も多いので、申し込み前に確認した方が良いでしょう。

<関連記事>:中小大手の消費者金融、全国35社の金利・即日の一覧表


二つ目は、大手の会社でもモアタイムシステムに対応してない会社もある点です。以下は大手の会社で、即日振込する場合と契約機でローンカードを受け取る場合の、それぞれの申し込みの締め切り時間です。

即日振込 契約機
プロミス 20時まで(曜日関係なし) 19時半まで(曜日関係なし)
SMBCモビット 17時まで(曜日関係なし) 16時半まで(曜日関係なし)
アコム 20時前まで(平日)
18時まで(土日祝)
19時半まで(曜日関係なし)
レイクALSA 20時まで(平日・土)
17時まで(日祝)
19時半まで(平日・土日祝)
17時半まで(第三日曜のみ)
アイフル 13時半まで(平日のみ) 19時半まで(曜日関係なし)

アイフルだけ振込の締め切り時間が早いのは、モアタイムシステムに対応してないためです。アイフルでより遅い時間に即日融資をしたい場合は、契約機でローンカードを受け取る方が良いでしょう。

その他の会社なら、平日でも土日祝でも、比較的遅い時間の申し込みでも対応可能です。

<関連記事>:即日融資ランキングを解説!どのカードローンがよい?

4. 無利息サービスが充実

無利息サービスが充実しているのも、消費者金融の魅力です。無利息サービスとは、初回契約に限り、一定期間だけ利息をゼロ円にするサービスです。以下は大手消費者金融の、無利息サービスと適用条件です。

消費者金融 サービス内容 適用条件
プロミス 初回の出金の翌日から30日間 メールアドレスを登録し、Web明細サービスを利用
初回契約に限る
アコム 契約日の翌日から30日間 初回契約に限る
レイクALSA 契約日の翌日から60日間 契約額1万~200万円
Webからの申し込み
初回契約に限る
契約日の翌日から180日間
※借入額のうち5万円まで対象
契約額1万~200万円
初回契約に限る
アイフル 契約日の翌日から30日間 初回契約に限る

銀行カードローンでは、こうしたサービスを行っている会社はありません。ですので4か月程度の借入なら、消費者金融の方が返済負担が軽い場合が多いです。

<関連記事>:無利息期間のあるカードローンの選び方

せっかく消費者金融で借りるのでしたら、こうしたサービスは上手に使いたいですね。



消費者金融のデメリット、利用上の注意点

ここまで消費者金融の魅力や、他のキャッシングサービスとの比較を紹介しました。ここからは、消費者金融を利用する上での注意点を見ていきます。

申し込み者の約5割は審査に落ちる

消費者金融は他のキャッシングに較べて、審査が甘いという印象を持っている方もいるかもしれません。ですが(当然ですけど)、誰でも消費者金融の審査に通る訳ではありません。

消費者金融大手であるアコムのマンスリーレポートによると、2020年3月の審査通過率は約42%でした。この審査通過率は時期によっても違いますが、大体45%前後で落ち着きます。他の大手消費者金融も、同じ位の水準と思われます。

つまり消費者金融に申し込みをした人の内、半数以上は審査に通らない計算になります。消費者金融で絶対に借りられるという計画を組んでしまうと、後で大変な目に会う可能性もあります。

<関連記事>:カードローンの審査の流れと審査基準

申し込み自体はウェブ上から簡単に行えてるため、申し込み資格が全くない人も申し込んでることが審査通過率を下げている原因と思われます

イメージは、あまり良くない

消費者金融にはマイナスイメージがある
<外部の関連サイト>:銀行カードローンに関する消費者意識調査 p5 | 全銀協


消費者金融は使い方さえ間違えなければ安全で便利なサービスですが、そう考えてない人もいます。全銀協の調査によると、お金に困っても銀行カードローンを利用したくないと回答した人が5割強なのに対して、消費者金融を利用したくない人が8割強にもなります。

この理由はいくつか考えられますが、まず大きいのは金利に対するイメージでしょう。

実際には銀行カードローンと3%ほどしか違いませんが(銀行カードローンの上限金利は15%ほど)、消費者金融だけが段違いに金利が高いと勘違いしてる人は割といます。

さらに消費者金融そのものに対する、イメージがあまり良くありません。

消費者金融で返済に遅れたら暴力を受けると勘違いしてる人がいますし、ヒドイ人になるとヤミ金と混同している人までいます。先ほども説明した通り、ヤミ金は無免許で貸金業を行う違法業者のことで、消費者金融と全く別物です。

また消費者金融が強引な取り立てをしたら、一発で営業停止処分を喰らいます貸金業法 第21条「取り立て規制」)。

このように消費者金融のイメージが良くないのは、消費者金融がまだ「サラ金」と呼ばれていた時期に、今ほど法律が整備されていなかったため、強引な取り立てが横行していたことも大きいでしょう。

特に「武富士」と呼ばれる業者の横暴さは有名で、今でも消費者金融にマイナスな印象を持つ人もいます。

もちろん、こうしたイメージは過去のもので、現在の消費者金融は完全にクリーンな会社です。昔のイメージを引きずる人が多いのは事実ですが、消費者金融は今や安全に使えるサービスです。

<関連記事>:消費者金融でお金を借りるデメリットとは?

消費者金融を利用するなら、短期・少額の借入で!

消費者金融は今やクリーンな会社ですが、それでも金利が上限で18%と高いのは事実です。100万円を超える高額な借入だったり、長期間の借入で利用するのは得策と言えません。一方で消費者金融には、手軽な借入が可能・融資スピードが早いといったメリットがあります。

ですので消費者金融は、「今日中にお金を借りたい」・「(10万円から50万ほどの)少額を手軽に借りたい」・「まとまった金額を短期間だけ借りたい」という人が利用すべきでしょう。

審査にある程度の時間が掛かっても金利を下げたい方は、銀行が提供する個人向けローンを(カードローン以外で)検討すべきです。年率が2%~5%といった低金利の個人向けローンが、銀行なら用意されています。

ただし、そうしたローン商品は消費者金融に較べて、段違いに審査が厳しい点も覚えておいて下さい。

<関連記事>:【元銀行員が解説】お金を借りるなら、どこがおすすめ?

子どもの進学資金や車の購入なら、教育ローンやマイカーローンがオススメです。金利2~4%での借入も可能です

借り過ぎには注意!

上で見た通り、消費者金融は気軽に借り入れができます。それゆえ油断してると、つい借り過ぎてしまい、後で返済に苦しむことになりかねません。

先ほど説明した通り、総量規制により、各社からの借入合計が年収の1/3を超えることが出来ません。ですので限界まで借りたとしても、それで生活が破たんする可能性は低いでしょう。

とはいえ何らかの事情で給料が落ちたり(たとえば残業代が出なくなったとか)、急に失業することも起こりえます。そうなったら返済は、かなり厳しくなるでしょう。消費者金融での借入は、必要最低限の額に留めて下さい。

<関連記事>:借金返済ができない場合、どこに相談すれば良い?

返済のために知っておきたい点は?

消費者金融の返済方法は、口座振替・振込・ATMでの入金があります。ご自分に合った方法を選ぶとよいですが、忘れっぽい人は口座振替を選ぶとよいでしょう。

通常の返済額に上乗せ

返済日は月1回の場合が多いですが、1日でも遅れると「遅延損害金」と呼ばれる利息が上乗せされます。返済忘れには、くれぐれも気を付けて下さい。

また毎月決められた金額をキチンと返済していくのも一つの手ですが、可能なら「繰り上げ返済」や「一括返済」も検討しましょう。

上乗せして返済することも可能

繰り上げ返済・一括返済の利点は、元本返済にあてられた分の利息を払わずに済むため、返済負担を大幅に減らせることです。上の図で言うと、灰色の部分の利息を払わずに済みます。

誰でも取れる方法ではないですが、ボーナスや臨時収入が入った時に、検討して見て下さい。

<関連記事>:消費者金融・カードローンの一括返済で気を付けるべきこと

遅延損害金が加わると返済負担が一気に重くなるので、返済遅れをしないよう気を付けて下さい



おすすめ消費者金融を紹介します

ここまで消費者金融のメリット・デメリット、利用上の注意点など見てきました。ここから具体的に、おすすめの消費者金融を3社ほど紹介します。

なお、おすすめの会社をより詳しく知りたい方は、「元銀行員が教える!おすすめ消費者金融ランキング」をご覧下さい。

第1位: プロミス

プロミス

金利(年率) 借入上限額 ネット完結取引
4.5%~17.8% 500万円 完全対応

1位は、SMBCグループのプロミスです。即日融資を受ける方法は、完全Web完結と契約機でカード受け取りの2つの方法がありますが、プロミスはどちらの方法でも遅い時間まで対応しています。

特に完全Web完結なら、来店不要で自宅への郵便物なしで、完全にネット上だけで取引が完結できます。手元にローンカードが無くても、スマホアプリをインストールすればコンビニATMでの借入も可能です。

契約機はプロミスの専用ATMだけでなく、三井住友銀行のローン契約機でも利用できます。内緒での借入・即日融資など、色んな点で一番の会社と言えます。


第2位: SMBCモビット

SMBCモビット

金利(年率) 借入上限額 ネット完結取引
3.0%~18.0% 800万円 完全対応

2位は、SMBCモビットです。SMBCモビットの最大の魅力は、「Web完結申込」なら勤務先への電話連絡をなしに出来る点です。

こうした対応をしてるカードローンは、銀行カードローンも含めて原則存在しません。ただしWeb完結申込は、以下の条件を満たす必要があります。

・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のどれかを口座振替にすること

・社会保険証か組合保険証を持っている事


Web完結申込なら、来店不要で郵便物なしで借入できるので大変便利です。上の条件を満たすのが難しい方は、ウェブで契約完了後に三井住友銀行のローン契約機でローンカードを受け取ります。


第3位: アコム

アコム

金利(年率) 借入上限額 ネット完結取引
3.0%~18.0% 800万円 一部対応

3位は、三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムです。消費者金融の中でも認知度は抜群で、実際に売り上げは業界No.1です。

無人契約機の台数もプロミスに次いで業界No.2で、ローンカードの受け取りが楽です。またサポートの丁寧さも定評があり、「担当者が親切だった」という口コミが多数あります。

デメリットは完全Web完結に対応してないため、契約機でローンカードを受け取るか自宅への郵便で受け取る必要があります。即日融資を受けるには、20時前には申し込みを完了させる必要があります。


(※:当社調べによる)


以上、消費者金融サービスの基本や、メリット・デメリットを見てきました。消費者金融は気軽な借入には便利なサービスで、今日中にお金を借りたい人にはピッタリです。

また過去のイメージとは違い、法律が整備されたため強引な取り立てを受ける心配もありません。その一方で、気軽さゆえに借り過ぎてしまう人もいます。当然ですが、借りたお金は返す義務があります。

また消費者金融の金利は、決して低くありません。借入するのは、必要最低限の額に留めて下さい。

この記事のまとめ
  • 消費者金融とは一般利用者向けの小口の融資サービス、またはそれを行う会社
  • 消費者金融の金利な3%~18%(年率)だが、初回契約は18%となることが多い
  • 消費者金融の借入は、他社との合計で年収の1/3まで(総量規制)
  • 即日融資や手軽な申し込み、内緒の借入ができるのが消費者金融の強み
  • やや金利が高いのと、マイナスのイメージを持つ人が多いのが消費者金融のデメリット


<監修者のコメント>
「消費者金融」と「サラ金」、そして「闇金」はいずれもお金を貸す会社(貸金業者)ですが、合法か違法かで呼ばれ方が違います。合法なのが「消費者金融」と「サラ金」、違法なのが「闇金」です。また、消費者金融の中でも小規模の会社のことを「街金」ということもあります。

大手の消費者金融と違い、審査の基準が甘いという特徴がありますが、中には違法な金利をとる会社もあるようですので、「街金」を利用する際には注意が必要です。


もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員で、このサイトの責任者です。難しい金融の情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!
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証券外務員・特別会員一種
早稲田大学 政治経済学部 卒業
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