カードローンの契約では、契約機や店舗で手続きが必要な場合もあります。
とはいえ契約機まで行くのは手間ですし、何より誰かに見られたくないという人も多いはずです。
そんな時に便利なのが、店舗に行かずに利用できる、Web完結(スマホ完結)に対応するカードローンです。
ただし利用には一定の条件があり、誰でも利用できる訳ではありません。
今回はWeb完結(スマホ完結)対応のカードローンの注意点や、選ぶ際のポイントについて見ていきます。
目次
Web完結(スマホ完結)のカードローンの注意点は?
スマホ完結なら契約機(や店舗)に行かずに済み、便利なのは確かです。
その一方で、色々と条件もあります。
ここでは、スマホ完結に対応するカードローンの注意点を見ていきます。
振込先の銀行が指定される場合が多い
スマホ完結で借入するということは、自分の口座にお金を振り込んでもらうということです。
当然、振込時に振込先の口座設定が必要になります。
この時、カードローン会社によっては、振込先の銀行を指定される場合があります。
ご自分の口座がその銀行なら問題ありませんが、違う場合は振込での借入ができません。
即日融資がやりづらくなる
カードローンでは振込先の銀行によって、当日送金の締め切り時間が違います。
その締め切り時間に間に合わない場合、入金は翌日(ないし翌営業日)となります。
つまりWeb完結での即日融資は、少し条件が厳しいのです。
このことを、カードローン大手のアコムを例に見ていきます。
アコムの、振込先の銀行ごとの締め切り時間は、以下のようになっています。
-
<楽天銀行>
曜日に関係なく、23:49まで
<三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行>
平日は 23:49まで
土日祝日は19:59まで
<それ以外の大手銀行>
平日は 17:29まで
土日祝日は不可(翌営業日に入金)
振込先が楽天銀行なら、ほぼ24時間いつでも振込が可能です。
振込先が三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のどれかの場合、平日なら24時間ほぼ対応しています。
一方で、土日祝日は19:59までに振込手続きをしないと、翌日の送金になります。
その他の銀行の場合は、さらに時間の制約が厳しいです。
このように、スマホ完結で即日融資を希望する場合、振込先銀行の条件を確認しておくと良いでしょう。
<関連記事>:即日融資ランキングを解説!どのカードローンが選べばよい?
銀行振込なので、通帳を見られたくない人は注意
スマホ完結での借入は銀行振込なので、記帳したら通帳に記録が残ります。
銀行通帳を見られる心配のない人は、問題ないでしょう。
ですが家族に内緒で借入をしていて、銀行通帳を見られる可能性のある人は要注意です。
銀行通帳の明細から、借入のことがバレるかもしれません。
通帳から家族にバレる心配のある人は、記帳をしないか、振込以外のキャッシングを検討すべきです。
<関連記事>:バレない!内緒でキャッシングする方法は?
銀行カードローンより消費者金融が有利
カードローンの借入先は、銀行と消費者金融の2つがあります。
人によってはイメージが良くない消費者金融より、銀行カードローンを選びたくなるかもしれません。
ですがスマホ完結への対応で見た場合、使い勝手が良いのは消費者金融です。
絶対に銀行カードローンが良いという人は別ですが、どちらか迷っているなら消費者金融をオススメします。
<関連記事>:お金を借りるならどっち?消費者金融 vs 銀行カードローン
Web完結(スマホ完結)の銀行カードローンについて
銀行カードローンは即日融資が不可
これはスマホ完結に関係ないですが、銀行カードローンでは即日融資が一切できません。
ローンカードを使っても、即日キャッシングは不可です。
銀行カードローンでは審査手続きの一環で、警察庁のデータベースに照会作業を行います。
この照会の回答が最短でも翌営業日となるため、申し込みから借入まで最短でも2日掛かります。
即日融資を希望する人は、銀行カードローンを選ばない方がよいでしょう。
<関連記事>:銀行カードローンの即日融資が不可になった理由は?
利用開始まで1週間かかる場合がある
ほとんどの銀行カードローンでは、来店せずに申し込み・契約手続きができます。
ただし来店なしだと借入開始まで、時間がかかるケースがあります。
たとえばバンクイック(三菱UFJ銀行カードローン)なら、店舗に行かなくてもWebでの申し込み・書類の郵送で、手続きが完了します。
ですが、契約完了まで1週間ほど掛かります。
みずほ銀行カードローンも、申し込みはウェブ上で完結できます。
ですが口座(キャッシュカード)を持っていないと、ローンカードを郵送で受け取る必要があります。
自宅に届くまで1週間ほど掛かり、それまで借入ができません。
このように、銀行カードローンでも店舗に行かない取引は可能ですが、利用開始まで時間が掛かることが多いです。
<関連記事>:銀行カードローンとは?メリットとデメリットを解説
大手・銀行カードローンのWeb完結の条件は?
以下は、大手の銀行カードローンで来店不要で借入するための条件です。
「完全Web完結」とは書類なしで、完全にウェブ(スマホ)上で契約・借入が完結できる取引を指します。
「一部対応」とは、来店不要で契約・借入できるものの、郵便の受け取りが必要になる取引です。
なお繰り返しになりますが、申し込み自体はスマホ(ネット)から出来ます。
完全Web完結の条件 | 一部対応の条件 | |
---|---|---|
バンクイック | 対応してない | スマホ申し込み カードなどを自宅へ郵送 |
三井住友銀行カードローン | 普通預金口座(キャッシュカード)を持っている事 口座振替の設定 |
口座を持ってない場合は、契約後にカードなどを自宅へ郵送 |
みずほ銀行カードローン | キャッシュカードを持っている事 キャッシュカード兼用型を選択 |
口座を持ってない場合は、契約後にカードなどを自宅へ郵送 契約時に口座開設が必要 |
オリックス銀行 | 対応してない | スマホで申し込み ローンカードが郵送で届いて後に利用可 |
横浜銀行カードローン | 普通預金口座を持っている事 書類は郵送で受け取り |
口座を持ってない場合は、カードなどを自宅へ郵送 契約時に口座開設が必要 |
auじぶん銀行カードローン | 対応してない | スマホで申し込み ローンカードが郵送で届いて後に利用可 |
大手では、完全Web完結に対応してるのは、三井住友銀行カードローン・みずほ銀行カードローン・横浜銀行カードローンです。
ただ、どのカードローンでも銀行口座(キャッシュカード)を持っている事が条件です。
キャッシュカードがない場合は、郵便物の受け取りが必要になり、申し込みから借入まで1週間かかります。
このように銀行カードローンでは、スマホ完結のための条件が厳しく、使い勝手が少し良くないと言えます。
使い勝手の良さを求めるなら、以下で紹介する消費者金融がオススメです。
Web完結(スマホ完結)の消費者金融について
先ほども説明した通り、スマホ完結の取引をしたいなら、消費者金融の方が圧倒的に便利です。
以下では、消費者金融でスマホ完結の取引をする際のポイントについて見ていきます。
大手のWeb完結の条件は?
以下は大手の消費者金融の、Web完結取引のための条件一覧です。
Web完結の条件 | 指定の銀行 | |
---|---|---|
プロミス | 申し込み時に「Webでご契約」を選択する 振込先を指定の銀行にする |
多数(一部、対応してない銀行あり) |
SMBCモビット | 「WEB完結申込」で申し込みする 社会保険証か組合保険証を持っている 振込先を指定の銀行にする |
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行 |
レイクALSA | スマホ(Web)での契約を選択する 契約時に管理画面から振込手続きをする |
なし |
アイフル | 契約時に「カードレス」を選択する 返済方法を「口座振替」にする |
なし |
アコム | ローンカードの受け取りを郵送にする | なし |
これらの内、プロミス・SMBCモビット・レイクALSA・アイフルの4社は完全Web完結に対応しており、書類の受け取りなしで契約・借入ができます。
アコムだけが、書類の受け取りが発生します(契約機まで行けば、郵便物は発生しません)。
なおプロミス・SMBCモビットの2社は取引銀行の指定があり、一見すると条件が厳しいように見えます。
ですが、この2社はWeb完結での即日融資で、比較的遅い時間まで対応しているため、トータルで見ると使い勝手の良い会社と言えます。
この点については、後ほど改めて説明します。
Web完結が難しければ、契約機も検討すること
上で書いた通り、会社によってはWeb完結での借入には一定の条件が必要です。
加えて即日融資を希望するなら、さらに条件が厳しくなります。
これを満たすのが難しい場合は、対応する会社にするか、契約機でローンカードを受け取ることをオススメします。
ローンカードがあれば、銀行やコンビニATMでキャッシングできます。
またローンカードなら銀行振込を使わないので、通帳に記録も残りません。
ただ契約機まで行くのは確かに面倒なので、ウェブ完結にするか契約機まで行くかは、ご自分にあった方法を選ぶと良いでしょう。
<関連記事>:無人契約機でお金を借りる!おすすめの消費者金融は?
中小の消費者金融では対応が厳しい
人によっては大手ではなく、中小の消費者金融でWeb完結の取引をしたいと考える人もいるかもしれません。
結論から言うと、不可能ではないにしてもハードルが高いです。
そもそもWeb完結で取引できるシステムを導入するには、それなりの費用が掛かります。
ですが中小の消費者金融だと資本力に劣るため、そうした投資が難しいのです。
また一部の会社は対応していますが、即日融資の条件が厳しかったりと、使い勝手はあまり良くありません。
Web完結の取引にこだわるなら、大手の会社から選んだ方が良いでしょう。
<関連記事>:中小大手の消費者金融、全国35社の金利・即日の一覧表
Web完結(スマホ完結)のカードローンのおすすめは?
ここからは、スマホ完結にオススメのカードローンをランキング形式で紹介します。
1位 プロミス
金利(年率) | 借り入れ上限額 | ネット完結取引 |
4.5%~17.8% | 500万円 | 完全対応 |
サービスポイント | 審査時間 | キャッシングまで |
30日間無利息サービス | 最短30分 | 最短1時間 |
一押しは、SMBCグループのプロミスです。
完全Web完結に対応しており、書類の受け取りなしで(スマホ上で)取引が完結します。
指定できる銀行数も多く、Web完結に最も強いカードローンの一社と言えます。
またメールアドレスを登録すると、初回の借入から30日間は無利息になります。
2位 SMBCモビット
金利(年率) | 借り入れ上限額 | ネット完結取引 |
3.0%~18.0% | 800万円 | 完全対応 |
サービスポイント | 審査時間 | キャッシングまで |
電話連絡なしも可能 | 10秒簡易審査 | 最短即日(※) |
2番目にオススメしたいのは、SMBCモビットです。
プロミスと同じく、完全Web完結に対応しています。
加えて、「Web完結申込」なら勤務先への電話連絡をなしにできます。
ただし振込先を、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行のどれかにすることが条件です。
※:申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
3位 レイクALSA
金利(年率) | 借り入れ上限額 | ネット完結取引 |
4.5%~18.0% | 500万円 | 完全対応 |
サービスポイント | 審査時間 | キャッシングまで |
特典サービスあり | 最短15秒 | WEBで最短60分融資も可能 |
3番手はレイクALSAです。
プロミス・SMBCモビットには負けますが、Web完結での即日融資にも対応しています。
また専用アプリを用意しているので、契約後にスマホにインストールすれば、コンビニATMでキャッシングすることも可能になります。
以上、スマホ完結に対応するカードローン選びの注意点や、おすすめのカードローンについて見てきました。
上でも書いた通り、スマホ完結での借入は対応する銀行が制限される場合もあるので、申し込み前に確認しておきたいところです。
また銀行カードローンに較べて消費者金融の方が使い勝手がよいため、こだわりがない人は大手の消費者金融から選ぶとよいでしょう。
この記事のまとめ |
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