消費者金融の申し込みをすると、会社(勤務先)に電話が掛かってきます。この電話が嫌な人は多いはずです。
でも、なぜ消費者金融は職場に電話を掛けてくるのでしょうか?これって、ナシにできないのでしょうか?
今回は消費者金融が職場に電話を掛けてくる理由と、その対処法について紹介します。
目次
消費者金融から電話が来る4つのケース
まずは、消費者金融から電話が来るのは、どんな場合なのか見ていきましょう。
ケース1:申込時の在籍確認
在籍確認とは、申し込み者が申告した会社に本当に在籍しているのか、勤務先に電話を掛けて確認する審査方法です。ほとんどのカードローン会社は在籍確認を審査上の必須項目としており、原則、この電話連絡を省略できません。
なお、消費者金融は社名を名乗らず、担当者の個人名で電話を掛けてきます。仮に申込者が離席中で、「(申込者名)は席を外しております」と電話に出た人間が伝えても、申込者がその会社に所属していることが分かるため、この時点で在籍確認は完了となります。
在籍確認についてもっと知りたい方は、「消費者金融の在籍確認は怖くない」をご覧ください。
ケース2:審査完了時の結果通知
申し込み画面上で、審査結果の通知方法をメールにするか電話にするか、選択できます。電話を希望すれば、審査結果は電話で来ます。
消費者金融の審査は早ければ30~40分で済むため、申し込みから1時間弱で電話が来ることもあります。電話の連絡先は、申込者が希望する連絡先(携帯電話など)に掛かってきます。
大抵の人はメールでの連絡を希望しますが、電話を希望すら携帯にするとよいでしょう。
ケース3:延滞時の督促連絡
約束の返済日までに、支払いが完了していない場合、返済期日の翌日以降、督促の電話が掛かってきます。督促の電話と言っても、「返済が遅れているようですが、どうなさいましたか?」「いつまでにご返済いただけますか?」といった、柔らかい口調で対応されます。
返済が遅れると、遅延損害金という延滞料が発生するものの、返済予定日を電話で伝えれば、督促は終わります。最初のうちは携帯に電話がありますが、消費者金融からの連絡を無視したり、返済があまりに遅れた場合は自宅にも電話が来ます。
<関連記事>:消費者金融の取り立ては怖い?督促の流れと対処法を解説
ケース4:電話セールス
絶対ではありませんが、セールスの電話を携帯(スマホ)に掛けてくる会社もあります。たとえば、契約が完了したにも関わらず、数ヵ月間お金を借りていない人には、「ご利用されていないようですが、どうされましたか?」といった連絡が入ることがあります。
また、毎回滞りなく返済する利用者には、「限度額をアップできますが、いかがですか?」といった増額提案の連絡が来ることもあります。このような電話セールスを受けたくない場合には、はっきりと「このようなお電話は結構です」と伝えましょう。
会社に電話が入るのは、在籍確認と督促連絡のみ
上記で、消費者金融から電話が掛かってくる4つのケースを見ました。このうち、会社に電話が掛かってくる可能性があるのは、在籍確認と督促連絡のみです。下記で詳しく見ていきましょう。
会社への在籍確認の電話は、返済能力を確かめるため
消費者金融に限らず、融資を行う金融機関・貸金業者は、申し込み者からの返済をアテにしてお金を貸します。もし金融機関が申し込み者のことを調べずに、誰かも構わず融資をしていたら、返済できない人が続出して、大損してしまうでしょう(金融業界では、これを「貸し倒れ」・「焦げ付く」と呼びます)。
融資の申し込み者に返済能力があるか確認するために大事なことは、安定収入があること、つまりキチンと働いているか確認することです。申し込み者がちゃんと働いて収入があり、返済も見込めそうな時に、金融機関はお金を貸します。
消費者金融が、わざわざ勤務先に電話を掛けるのは、こうした理由からです。
<関連記事>:在籍確認なし(電話連絡なし)のカードローンは?
返済が遅れると、督促の電話が来る場合も…
返済が遅れると、督促の連絡が来ることは先ほど触れた通りです。督促の連絡は、まず携帯電話に掛かってきますが、繋がらない場合や長期の延滞になる場合、自宅や職場にも電話が来ます。
とはいえ、たとえ延滞しても職場に電話するかは、消費者金融によって違います。ある消費者金融では、たとえ返済に遅れても職場に電話をすることを社員に禁止しています。
なので、延滞したから必ず職場に電話がいくとは限りませんが、なるべく延滞はしないに越したことはないでしょう。約束の期日までに返済できるよう計画的に利用することが大前提ですが、万が一返済日に間に合わない時には、事前に消費者金融に連絡することが大切です。
事前にしっかりと連絡をしておけば、督促の連絡が、すぐに自宅や職場にまで来ることはありません。
消費者金融から職場への電話連絡、なしにできない?
ここまでは、消費者金融が職場に電話を掛けるケース・理由を見てきました。一応納得できる理由ではあったと思いますが、それでも職場に電話は嫌だ、という人もいるはずです。
ここでは、消費者金融からの電話をなしにする方法を紹介します。
消費者金融に相談する
どうしても職場への電話は困るという人は、事前に消費者金融に相談してみると良いでしょう。相談のタイミングは、スマホ(ネット)で申し込みが完了した直後です。サポートセンターに電話をして下さい。
所得を証明できる書類を追加で提出することで、職場への電話連絡を免除してくれる場合があります。なお所得を証明できる書類には、月々の給与明細書のほか、源泉徴収票や確定申告書、所得証明書などがあります。
消費者金融によっても認める書類が多少異なるため、相談の時にサポートセンターに確認することをおススメします。ただし注意点が2つあります。
一つは特別対応での審査となるため、通常よりも審査結果が出るまでに時間が掛かる可能性があります。即日融資を希望する人は、時間に余裕を持って申し込みをしましょう。
なお、即日融資を希望する人は「即日融資ランキングを解説!どのカードローンが選べばよい?」を併せて読んで下さい。
注意点の2点目は、こうした対応は誰でも受けられる訳ではないことです。会社として対応してない場合もあるし、申し込み者の信用力が足りないと判断されたら、断られる場合もあります。
頼む場合は、ダメ元くらいの気持ちで相談した方がよいでしょう。
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以上、消費者金融から電話が掛かってくる理由や対策について見てきました。消費者金融から電話が来ると言っても、怖いものでは決してありません。
スムーズに対応できるようにしましょう。
この記事のまとめ |
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