【元銀行員が解説】キャッシングの繰り上げ返済の注意点は?

お金を借りようとする人の多くは、「なるべく安い利息で借りたい」と思っているはずです。利息の負担を減らす方法として、繰り上げ返済はとても有効です。

しかし方法を間違えると、思うように利息が減らなかったり、かえって生活を苦しめる原因にもなりかねません。今回は、繰り上げ返済の注意点について、分かりやすく解説します。


キャッシングの繰り上げ返済がお得って本当?

キャッシングの繰り上げ返済がお得って本当?

繰り上げ返済で利息が減る事は知っていても、その仕組みまで説明できる人は少ないと思います。ここでは、繰り上げ返済の仕組みとメリットを見ていきましょう。

繰り上げ返済とは…?

繰り上げ返済とは、月に1回、決まった日に返済する「約定返済」に加えて、臨時で返済する方法です。その名の通り、まだ支払日が来ていない分を、前倒しで返済する効果があります。繰り上げ返済の場合、基本的に、返済の金額やタイミングは自由です。

通常の月1回の返済では、支払ったお金は、元金と利息の返済に充てられます。しかし繰り上げ返済では、支払った金額は全て元金の返済に使われます。

繰り上げ返済で支払った分だけ、残高を減らすことができます!

繰り上げ返済でトータルの支払が楽になる!

下の図は、繰り上げ返済の仕組みを表しています。

繰り上げ返済の仕組み

そもそもキャッシングの返済は、元金部分と利息部分から成ります。先ほど書いた通り、繰り上げ返済分は全て元金に充当されます。

元金が減ることで、月々の返済額が変わらなくても、返済期間を短くすることが可能です。返済期間が短くなれば、その期間に支払う予定だった利息がかかりません。

利息の負担が軽くなる分、トータルでの支払は少なく済みます。

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繰り上げ返済の金額が大きくなるほど、利息を大きく減らせます!



キャッシングの繰り上げ返済、どんな方法がある?

具体的に、繰り上げ返済はどのように行うのでしょうか?ここでは、繰り上げ返済の方法について説明します。

繰り上げ返済には「一部返済」と「全額返済」がある

繰り上げ返済には「一部返済」と「全額返済」がある

繰り上げ返済は、返済する金額によって、「一部返済」と「全額返済」の2種類に分けられます。一部返済とは、残高の一部のみを返済する方法です。

一方、全額返済では、1回の繰り上げ返済で残高の全てを返済します。この2つの方法を比べると、利息を軽減する効果が高いのは全額返済です。

とは言え1回の負担が重くなるので、大きな金額の借り入れには向きません。まとまった金額の借り入れでは、一部返済で少しずつ繰り上げ返済していくのが現実的でしょう。

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今回は、一部返済のケースを念頭に解説します

繰り上げ返済はドコでできる?

通常の返済と繰り上げ返済とでは、返済できる手段が少し異なります。

月1回の返済
(約定返済)
繰り上げ返済
ATM
銀行振込み
口座引落し ×

繰り上げ返済は、ATMまたは銀行振込みで行うことになります。月1回の返済をATMまたは振込みで行っている場合、毎月の返済時に少し多めに返済するだけで、繰り上げ返済が可能です。

あらかじめ決められた返済額(最低返済額)を超えた部分が、繰り上げ返済分として扱われます。

それに対して口座引落しでは、繰り上げ返済はできません。口座引落しで月々の返済をしている場合、それとは別に、ATMや振込みで繰り上げ返済を行う必要があります。

月々の返済にちょっと上乗せでOK

返済額が大きいほど、繰り上げ返済の効果は高いです。しかし月に数千円多く返済するだけでも、利息を減らす効果は十分にあります。

以下の表は、毎月同じ金額を繰り上げ返済した場合の、返済期間と利息額の一覧です。なお借入額を10万円、月々の最低返済額は4,000円と仮定しています。

<借入額10万円、金利 年18%の場合>
・毎月返済額:4千円
繰り上げ返済の効果

表からも分かる通り、月2,000円を繰り上げ返済するだけでも、返済期間は1年短くなり、利息は1万円以上少なく済みます。

毎月の返済額を増やすのが難しい人は、年1回か2回、1~5万円ほどの繰上返済をしても良いでしょう



カードローンの繰り上げ返済の注意点は?

繰り上げ返済はタイミングが重要!

繰り上げ返済はタイミングが重要!

繰り上げ返済のメリットを最大限活かすため、重要になるのがタイミングです。以下の表では、繰り上げ返済のタイミング別に、減った利息の金額を比べました。

<借入10万円、金利 年18%の場合>
・毎月返済額:4千円
・繰り上げ返済額:4万円

繰り上げ返済のタイミング 減った利息額
1か月目 12,836円
12か月目 8,033円
20か月目 最短30分
アイフル 3,955円

表を見ると、同じ金額を繰り上げ返済した場合でも、タイミングが早いほど、減る利息額が大きい事が分かります。キャッシングの返済では、借入直後ほどは返済額に占める利息の割合が大きく、徐々に小さくなるためです。

利息と元金の関係

まとまった金額を繰り上げ返済する場合、借り入れ後なるべく早めに行うのがベストです。

<関連記事>:カードローンの完済と解約の違いは?解約のメリットは何?

完済間近になって繰り上げ返済しても、メリットは小さくなります

返済方法によっては手数料がかかる

ATMで繰り上げ返済をする場合、注意したいのが手数料です。手続きの時間帯などにもよりますが、1回の返済で、約220円の手数料がかかります。


せっかく繰り上げ返済で利息の負担を小さくしても、返済の度に手数料がかかっていたら、メリットが半減してしまいます。繰り上げ返済を行う時は、手数料無料の提携ATMで手続きしましょう。

無理な繰り上げ返済はNG

繰り上げ返済は、利息の負担を減らすのに有効な手段です。しかし無理に繰り上げ返済をして、生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。

生活費を無理矢理に削って返済すれば、あとで返済不能に陥るリスクも高まります。繰り上げ返済は、ボーナスや退職金など、まとまった収入があった時に行うことをオススメします。

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急な出費にも対応できるよう、余裕を見て繰り上げ返済をしましょう

以上、繰り上げ返済の注意点について解説しました。仕組みを知らずに繰り上げ返済をしても、メリットを最大限引き出す事はできません。今回の内容を参考に、繰り上げ返済を上手に活用しましょう。


この記事のまとめ
  • 繰り上げ返済とは、月に1回の返済に加えて、自分の好きなタイミングで行う臨時の返済
  • 繰り上げ返済によって、返済期間を短縮し、総支払額を減らすことが可能
  • 繰り上げ返済は、ATMまたは銀行振込みで行う(口座引落しは不可)
  • 借り入れ後、早めに繰り上げ返済を行った方が、減らせる利息の金額が大きい
  • まとまった収入があったタイミングなど、お金に余裕がある時に繰り上げ返済をすると良い


あいこ

この記事の執筆者: あいこ

元銀行員のアラサー女子。キャッシング初心者のため、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ

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