今すぐお金が必要になり、困った経験がある人は多いでしょう。
特に、給料日までお金がない経験をした人は少なくないはずです。
そんな時に安全にお金を手に入れる方法を知っておけば、ピンチもうまく乗り切れます。
とは言え時間がなくて焦ると、冷静な判断を欠き、危険な方法に手を出しやすいので注意が必要です。
今回は安全にお金を手に入れる方法や、お金が必要な時にやってはいけない行為について解説していきます。
目次
今すぐにお金が必要!自分でお金を作る方法は?
お金を借りなくても、自分でお金を作ることは可能です。
特別なスキルがなくても、お金を稼げる可能性はあるので、金欠になった時に実践してみましょう。
即日払いのアルバイトをする
「即日払い」とは勤務終了時に支払いを受けられる、給料の支払い形式の一つです。
働いたその日にお金が手に入り、サラリーマンの副業としても人気を集めています。
即日払いの業種は幅広く、引越しや土木建築関係、ドライバー、事務、水商売、販売など様々です。
求人サイトには即日払いのバイト情報が数多く掲載されているので、職種や地域を指定して、自分の都合に合ったアルバイトを探してみましょう。
また最近はUberEatsの配達員のアルバイトも、人気を集めています。
配達員の仕事は即日払いではなく週払いになりますが、面接や履歴書も不要で、好きな時間に働けるメリットがあります。
配達した分だけ収入を得られるので、一つの選択肢として検討してみると良いでしょう。
<関連記事>:即金で5万円・10万円を作るために絶対知っておきたいこと
不用品を売却する
働かなくても、自宅にある不用品を売却すれば、お金を手に入れられます。
不用品を売却する時に役立つのは、メルカリやフリマjpなどのフリマアプリです。
フリマアプリを使えばスマホ上で手続きが完結するため、自宅で簡単に不用品を売ることが可能です。
ただし入金までに時間を要するため、急いでいる人には不向きです。
即日でお金を調達したい人は、リサイクルショップで不用品を買い取ってもらいましょう。
店頭まで不用品を持っていけば、その場で査定して現金化してくれます。
即金アプリやポイントサイトでお金を作る
即金アプリとは不用品を売却したり、お金を借りたり、スキルを売ることで素早く現金化できるアプリのことです。
たとえば不用品買取アプリの「CASH」や「ゲオスグ」、レシート買取アプリの「ONE」などがあります。
CASHはスマホで撮影した不用品を自動査定して、買い取りしてくれるサービスです。
査定額に同意して平日14時までに振込申請をすれば、査定額から250円の手数料を引いたお金が銀行振込、もしくはコンビニで受け取れます。
お金を受け取るまでの手続きが非常にスピーディーで便利なCASHですが、上限金額が2万円までと決まっているので、まとまったお金が欲しい人には不向きです。
<外部の関連サイト>:CASH(キャッシュ)|目の前のアイテムが 一瞬でキャッシュに変わる
ゲオスグは大手中古買取業者の、「ゲオ」が運営する買取アプリです。
売りたい商品のバーコードをスマホで読み取り、その日のうちに集荷を依頼して発送すれば、最短5時間でお金が振り込まれます。
土日祝日も入金可能で便利なサービスですが、買取対象商品はゲーム機やゲームソフト、CDやDVD、ブルーレイのみで高価なブランド品の売却はできません。
また発送が遅れるとお金を受け取るタイミングが延びるので、急いでいる人はその日のうちに集荷を依頼しましょう。
<外部の関連サイト>:ゲオスグ
ONE(ワン)はスーパーやコンビニなどで受け取ったレシートを、買い取りしてもらえるアプリです。
レシート1枚を最大10円、1日で最大5枚まで現金化することが可能で、携帯や電気料金の明細書も買取の対象となります。
誰でも簡単にお金を稼げるアプリとして人気ですが、口座に入金されるまで数日~1週間程度かかるデメリットがあります。
短時間で大金を稼ぐのは不可能なので、コツコツお小遣いを貯めたい人向けのアプリだと言えます。
<外部の関連サイト>:「ONE(ワン)」 |App Store
また即金アプリの他にもスマホやパソコンがあれば、ポイントサイトでお金を稼ぐことも可能です。
ポイントサイトではアンケートに答えたり、指定されたサイトを利用することでポイントを貯められるため、難しい知識やスキルは一切不要です。
貯めたポイントは、現金や商品券に換えることも可能です。
<関連記事>:お金がない時の乗り切り方は?
給料日までお金がない!安全にお金を借りるには?
先ほどは自力でお金を用意する方法を紹介しましたが、まとまった金額(たとえば20万円ほど)を短期間で用意するのは難しいです。
また家庭の事情で、副業バイトなど出来ない人もいるでしょう。
そんな場合は、金融機関や知人からお金を借りましょう。
お金を借りる方法は複数あるので、状況に合わせて最適な方法を選んでください。
カードローンを利用する
その日のうちにお金を借りたいなら、カードローンの中でも消費者金融がオススメです。
大手の消費者金融は即日融資が可能な上、手続きもスマホ上で完結できるため、手間がかかりません。
無利息期間のある消費者金融を利用すれば、一定期間は利息0円でお金を借りられます。
消費者金融は悪いイメージを持たれがちですが、返済できる範囲で借入を行えば、金欠を救ってくれる手段となります。
<関連記事>:消費者金融のおすすめランキング!
融資の早さよりも金利を重視したいなら、銀行カードローンを利用しましょう。
銀行カードローンは審査が厳しめですが、消費者金融と比較すると3%ほど金利が低いため、返済負担を軽く抑えることができます。
<関連記事>:お金を借りるならどっち?消費者金融 vs 銀行カードローン
クレジットカードのキャッシング枠を使う
すでにキャッシング枠の付いているクレジットカードを持っているなら、お金の借入が可能です。
コンビニや銀行ATMで簡単にお金を借りられるため、非常に便利な方法ですが、金利は高いため、借り過ぎには注意が必要です。
またこれから新しくクレジットカードを発行する場合は、1週間程度かかってしまいます。
キャッシング枠を付けるとなると、審査も厳しくなるため、カードの発行が見送られる可能性もあります。
新しくクレジットカードを作る必要があるなら、カードローンで借りる方が便利でしょう。
家族や友人から借りる
キャッシングの利用に抵抗のある人や審査に落ちてしまった人は、家族や友人から借りることも検討してみましょう。
家族や友人からお金を借りる方が、利子や返済期間に融通を利かせてくれる場合もあります。
ただし個人間のお金の貸し借りは、人間関係を壊す要因にもなりかねないので、借用書を用意するなど、借金を返す意思を明確に示すことが大事です。
また借用書の書き方を間違えてしまうと、無効となってしまうので注意が必要です。
以下の10項目は、借用書に必ず記載してください。
借用書に記入すべき項目 |
---|
|
借用書の作成は、手書きでもパソコンでも問題ないです。
ただ書き方に不備があると、後日トラブルに発展する可能性もあるため、金額が大きい場合は弁護士に相談してみましょう。
<関連記事>:借用書の書き方を解説!法的に有効なためには?
生活福祉資金貸付制度を使う
「生活福祉資金貸付制度」を利用して、国から無利子または低金利でお金を借りるのも一つの方法です。
生活福祉資金貸付制度の対象となるのは、以下の3つの世帯です。
低所得者世帯 | 必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度) |
高齢者世帯 | 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者の属する世帯 |
障害者世帯 | 65歳以上の高齢者の属する世帯 |
借入条件は厳しく、申請した人全員がお金を借りられる訳ではありません。
また審査期間が1か月程度と長いので、急いでお金が欲しい時には、不便な制度と言えます。
<外部の関連サイト>:生活福祉資金貸付制度|厚生労働省
しかし2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、生活福祉資金貸付制度の対象世帯が、休業や失業で生活資金に困窮している人まで拡大されています。
生活福祉資金貸付制度を利用するには原則「連帯保証人」が必要ですが、今回の特別措置によって、無利子かつ保証人不要でお金を借りられます。
生活の維持が困難になった方は、お住まいの地域の市区町村社会福祉協議会に相談してみましょう。
<外部の関連サイト>:一時的な資金の緊急貸付に関するご案内|厚生労働省
給与前払いサービスを利用する
カードローンは利用したくないけど知り合いからお金を借りるのも嫌だという人は、「給与前払いサービス」を検討してみましょう。
給与前払いサービスとは、その名の通り、働いた分の給与を前払いで受け取るサービスです。
勤務先が給与前払いサービスを導入しているのであれば、金欠で困っている時に役立ちます。
給与前払いサービスの場合、借入ではなく自分の給料の前借りになるため、信用情報機関に借入の履歴が残る心配はありません。
ただ合法的なサービスなので安心して利用することができますが、給与前払いサービスを導入している会社に勤めている人しか利用できません。
また給与前払いサービスを利用できたとしても、一度前借りをすると何度も繰り返してしまい、金欠になる危険性もあります。
<関連記事>:給料ファクタリングとは?給与前払いサービスとの違いは?
ネット通販の後払いサービス
お金を借りる方法ではありませんが、ネット通販の後払いサービスを利用すれば、後払いで商品を購入できます。
決済代行会社が代金を立て替えて支払い、消費者は商品到着後に送られてきた請求書の支払期限までに商品の代金を支払うことで手続きが完了します。
手数料も高くないため、クレジットカードを持っていない学生や主婦でも気軽に利用できるメリットがあります。
ただし後払いを利用できるのは対応するお店に限られるため、すべての通販商品を後払いで購入することはできません。
また支払期限に何度も遅れていると、審査に落ちてしまい、後払いサービスを利用できない可能性があります。
<関連記事>:ネット通販の後払いサービスとは?
今すぐお金が必要でも、やってはいけないこと
お金を用意する当てがなかったり、時間がなかったりすると、焦って危ない方法に手を出しがちです。
いくら困っていても、これから紹介する方法には手を出さないで下さい。
ヤミ金からお金を借りる
ヤミ金とは、違法な貸し付けを行っている悪徳業者のことです。
利息制限法により、キャッシングの上限金利は年率15%~20%までと定められています。
一方でヤミ金業者だと、低くても年率60%、高いと年率3000%を超える貸出を行います。
当然ですけど、これだけ高い金利だと直ぐに返済に行き詰ります。
さらにヤミ金業者は、我々が返済に行き詰ると悪質な取り立てに遭います。
勤務先に怒鳴り込んで来たり、自宅のドアをガンガン叩いたり、四六時中スマホに電話をしてきたり、家族・友人に取り立てをしたり等です。
傷害事件に発展する可能性もあるので、どんなにお金に困ってもヤミ金は絶対に利用しないで下さい。
特に「審査なし」「ブラック・未成年でも可」などと謳う貸金業者は、ヤミ金業者の可能性が高いので、気をつけましょう。
<関連記事>:ヤミ金とは?その悪質な手口を紹介します!
給与ファクタリングを利用する
「給与ファクタリング」とは、将来の給料を裏付けにして、ファクタリング業者からお金を受け取るサービスのことです。
アルバイトやパートなど、雇用形態に関わらず利用が可能で、信用情報にも影響がありません。
ただし給与ファクタリングは手数料が高く、法的にもグレーなサービスです。
労働基準法24条では賃金の支払いについて、労働者に直接支払うことが定められており、債権の譲渡は認められていません。
労働基準法第24条
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
引用元:労働基準法第24条│e-Gov
先に説明した給料前払いサービスは、会社が福利厚生の一環として提供しているサービスなので安全ですが、給料ファクタリングは労働基準法を無視した危険なサービスです。
また給料ファクタリングは、10%~20%(年率換算で200%以上)の法外な手数料を請求されることが多く、利用すると生活が一層苦しくなる可能性もあります。
取引相手がヤミ金業者であることも多いため、利用するのは避けた方が無難です。
クレジットカードの現金化
クレジットカードの現金化とは、キャッシング枠ではなく、ショッピング枠を現金に換える方法のことです。
ショッピング枠を利用して買い物をし、その商品を新品のまま買い取ってもらうことで、現金の調達が可能になります。
他にも現金化業者から価値のない商品を高額で購入し、キャッシュバックとして現金を受け取る方法もあります。
これらの方法は違法行為ではありませんが、カード規約に違反する行為です。
例えば三井住友カードの会員規約には、クレジットカードの現金化の禁止について、きちんと明記されています。
三井住友カード 会員規約
第6条 2. 現金化を目的として商品・サービスの購入などにカードのショッピング枠を使用してはならず、また違法な取引に使用してはなりません。
ショッピング枠を利用して現金化したことがカード会社に知れた場合は、強制解約となり、残金の一括返済を請求される可能性があります。
クレジットカード現金化は違法でないものの、グレーなサービスだと言えます。
現金化の業者に優良会社は存在せず、高い手数料を取られて利用者が損するだけです。
リスクの方が圧倒的に大きいので、カードローンなど他の安全なサービスを利用しましょう。
<関連記事>:クレジットカードの現金化ってヤバイ?
個人間融資を使う
個人間融資は、個人同士で行うお金の貸し借りのことです。
インターネットの普及により、近年は専用の掲示板やSNSを通じて行われるケースが急増しています。
<外部の関連サイト>:貸す側も、借りる側も個人間融資に要注意!|金融庁
個人間融資は素性の知れない相手と取引するため安全性が低く、犯罪に巻き込まれる恐れがあります。
貸金業法の規制に抵触し、罰則の対象となることもあるので、利用は止めるべきです。
<関連記事>:個人間融資とは?そのリスクを分かりやすく解説
以上、給与前で今すぐお金が必要な場合に、お金を用意する方法について紹介しました。
先ほども紹介した通り、お金を借りる前に自力で用意できないかを検討すべきです。
お金を借りるにしても、カードローンを利用する、家族・友人から借りる、公的制度を利用するなど、色々な方法があります。
ご自身の状況に応じて、借入先を決めるとよいでしょう。
どんなにお金がなくて困っていても、ヤミ金や給与ファクタリング、クレジットカードの現金化などは避けるべきです。
このような違法に近いサービスを利用してしまうと、状況がさらに悪化してしまい、夜逃げに追い込まれる可能性もあります。
危険なサービスからは距離を置き、安全なサービスの中で自分にあった方法を選んで下さい。
この記事のまとめ |
---|
|