消費者金融の借入れでは「本人確認書類」が必要になる、と聞いたことのある人もいると思います。でも本人確認書類が何なのか、知らない人も多いはずです。
本人確認書類は消費者金融だけでなく、キャッシング審査には必ず必要になります。今回は、本人確認書類とは何か、またお金を借りるのに他に必要な書類はないか解説します。
目次
消費者金融、お金を借りるのに必要な物は?
必須なのは、本人確認書類
消費者金融でお金を借りるにあたっては、本人確認書類の提示が必須となります。と言うのも、消費者金融を含む貸金業者は、「犯罪収益移転防止法」および「貸金業法」という法律により、取引時に下記の事項を確認することが、義務付けられているからです。
本人確認書類で見られる情報 |
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以上の情報を確認するためにも、本人確認書類の提出は絶対です。なお基本的には、本人確認書類のみの提出によって、申し込みは完了します。
ただし、追加で書類が必要なケースもあるため、その点は後ほど紹介していきます。
<関連記事>:キャッシングの申込みから借入れまでの流れ
本人確認書類とは?
本人確認書類として認められるものは、主に以下の通りです。
本人確認書類として認められる書類 |
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これらのコピーを、申し込み時に提出する必要があります。このうち信用力が高いのは、運転免許証・パスポート・マイナンバーカードで、これらの内一点を提出します。
この3点の信用力が高いのは、顔写真が付いているためです。一方、顔写真が付いていない本人確認書類は、信用力が低いため、2点提出が必要になるケースもあります(健康保険証+住民票など)。
なお、マイナンバーカードに記載されている個人番号は、審査に必要のない個人情報のため、隠して提出するようにしましょう。外国籍の人は、外国人登録書や在留カードを、本人確認書類として使用することができます。
<関連記事>:カードローンは免許証なしでも借りられる?審査に必要な書類って何?
本人確認書類がない…そんな人はどうすれば良い?
上記で触れたように、法律により、本人確認書類は必ず提示しなければなりません。そのため、本人確認書類がない人は、消費者金融や銀行でキャッシングすることはできません。
とは言え、もともと免許証やパスポートを持っておらず、健康保険証なども何らかの事情で提示できない、という人もいるかも知れません。そのような場合には、マイナンバーカードの発行を検討してみてください。
マイナンバーカードは、本人確認書類としての効力が強いうえに、発行の申請をパソコンやスマートフォンからでも、行うことができますよ。
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本人確認書類に加えて、他の書類が必要なケースは?
提出書類の住所と現住所が異なる場合
本人確認書類に記載の住所と現住所が違う場合には、下記のような現住所を証明する書類を、追加で提出する必要があります。
追加提出する時に必要な本人確認書類 |
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なお、発行日または領収日から6ヶ月以内のものが有効となります。できるだけ最新のものを提出するようにしましょう。
借り入れ希望額が、50万円を超える場合
借り入れ希望額が50万円を超える場合か、借り入れ希望額と他社での借入金の総額が100万円を超える場合には、本人確認書類に加え、収入証明書が必要になります。収入証明書として認められているのは、以下のどれかです。
提出可能な収入証明書類 |
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自営業の場合は、確定申告書と併せて納税証明書の提出が求められるケースもあります。また給与明細書については、消費者金融ごとに何ヶ月分が必要かが異なります。
自分が契約する消費者金融のHPで確認するか、申し込み後にサポートセンターに電話して担当者に確認するとよいでしょう。
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本人確認書類、消費者金融への提出方法は?
必要書類の提出方法は、消費者金融ごとによって異なるほか、申込方法によっても違いがあります。それぞれの申込方法ごとに、提出方法を見ていきましょう。
1、web申込みの場合
Web(・スマホ)で申し込む場合、スキャナーやスマートフォンのカメラなどで必要書類を画像化し、指定されたサイトでアップロードする方法が一般的です。最近では専用アプリを使って、簡単にスマートフォンで撮影した写真をアップロードできる消費者金融も増えています。
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2、電話申込みの場合
電話で申し込む場合、書類のやり取りを来店によって行うか、郵送によって行うかを選択することになります。来店契約の場合には、自動契約機か店頭窓口に、必要書類を持参することで提出が完了します。
郵送契約の場合は、送付された契約書と共に、必要書類のコピーを返送する、という手続きになります。
3、郵送申込みの場合
郵送で申し込む場合、所定の申込書と一緒に、必要書類のコピーを送付します。以前は、郵送契約は時間が掛かるというデメリットがありました。
しかし最近では、送付書類が先方に到着後、最短一週間でカードが届くなど、スピーディーな対応をしてくれる消費者金融が増えています。
4、来店申込みの場合
来店で申し込む場合、自動契約機か店頭の窓口に必要書類を持参することになります。自動契約機の場合は、スキャナーで必要書類を読み込ませることで、提出が完了します。
店頭の窓口へ行けば、スタッフと相談しながら申し込むことができます。対面で申し込みたい人には便利ですが、大手でさえ窓口の数は少ないので、移動はかなり手間かもしれません。
以上、4つの申し込み方法を比較しましたが、やはり一番便利なのはWeb(スマホ)申し込みです。申し込み時間は24時間いつでも可能なうえ、わざわざ契約機・店舗まで行かずに済みます。
書類の到着も一番早いので、早く借り入れをしたい人はWeb申し込みをするとよいでしょう。
以上、消費者金融の借り入れに必要な物や、必要書類の提出方法について見てきました。借入に必要な書類は原則、本人確認書類だけで済みます。
ですが不安な人は、申し込み後にサポートセンターに電話をして確認することをおススメします。
この記事のまとめ |
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